文化特徴
文化 | 時代 | 特徴 |
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飛鳥文化 (あすか) | 飛鳥時代 | - 都が主として飛鳥地方にあった時代の文化
- 仏教を中心とした文化
建築 飛鳥寺、法隆寺、四天王寺 仏像 釈迦三尊像 百済観音像 工芸品 玉虫厨子(たまむしのずし) |
白鳳文化 (はくほう) | 飛鳥時代 | - 藤原京を中心とした天皇や貴族中心の華やかな文化。
- 唐から伝わった文化
建築 薬師寺 彫刻 薬師寺金堂薬師三尊像 絵画 法隆寺金堂壁画 高松塚古墳壁画 キトラ古墳壁画
古墳 高松塚古墳 キトラ古墳 |
天平文化 (てんぴょう) | 奈良時代 | 天平年間(729〜749年)平城京中心にさかえた奈良時代の文化。 貴族中心の仏教文化 建築 校倉造 東大寺法華堂・唐招提寺金堂、正倉院、法隆寺夢殿 仏像 日光菩薩像、月光菩薩像、阿修羅像、四天王像、唐招提寺鑑真像 文学・歴史書 万葉集(最古の和歌集) 古事記(太安万侶) 日本書紀(舎人親王) 風土記 |
国風文化 (こくふう) | 平安時代 | - 日本風で華やかな貴族中心の文化
- かな文字が発明された
建築 寝殿造り 平等院鳳凰堂 中尊寺金色堂 文学 古今和歌集(紀貫之):歌集 源氏物語(紫式部) :小説 竹取物語(作者不明):小説 枕草子(清少納言):随筆 土佐日記(紀貫之):紀行文 更級日記(菅原孝標女) |
鎌倉文化 (かまくら) | 鎌倉時代 | 建築 武家造り・大仏様(だいぶつよう)・禅宗様(ぜんしゅうよう)・和様(わよう)・折衷様(せっちゅうよう) 東大寺南大門 円覚寺舎利殿 彫刻 東大寺南大門金剛力士像(運慶、快慶) 文学 新古今和歌集(藤原定家):歌集 小倉百人一首:歌集 方丈記(鴨長明) :随筆 徒然草(吉田兼好):随筆 平家物語:小説 絵画 蒙古襲来絵詞 |
室町文化 《北山文化》 (きたやま) | 室町時代:初期 | - 武家文化と公家文化が融合した文化
- 公家文化の影響をより強く受けた優美で華やかな文化。
- 14世紀後半から15世紀前半の文化
- 足利義満
建築 北山山荘 金閣寺:寝殿造 文学 太平記
芸能 能楽:観阿弥・世阿弥 狂言 |
室町文化 《東山文化》 (ひがしやま) | 室町時代:中期 | - 禅宗の影響をより強く受けた簡素で洗練された文化。
- 15世紀後半の文化
- 足利義政
建築 東山山荘 銀閣寺:書院造 文学 太平記:軍記物 お伽草子 絵画 四季山水図(雪舟) 天の橋立図(雪舟) |
桃山文化 (ももやま) | 安土桃山時代 | 建築 天守閣 安土城、大阪城、伏見城、姫路城 姫路城、大阪城 … 雄大な天守閣が特徴。 茶道 茶の湯(千利休) 障壁画 唐獅子図屏風(狩野永徳) 工芸 有田焼、伊万里焼、西陣織 芸能 出雲の阿国:歌舞伎踊り |
寛永文化 (かんえい) | 江戸時代:初期 | - 桃山文化の特徴を受け継ぎ、落ち着いた伝統的な文化。
建築物 日光東照宮 |
元禄文化 (げんろく) | 江戸時代:中期 | - 上方(京都・大坂)を中心に栄えた町人文化。
- 17世紀末~18世紀初めの文化
文学 奥の細道(松尾芭蕉):俳諧 好色一代男(井原西鶴):小説 絵画 見返り美人図(菱川師宣):浮世絵 紅白梅図屏風(尾形光琳):装飾画 芸能 曽根崎心中(近松門左衛門)小説人形浄瑠璃 |
化政文化 (かせい) | 江戸時代:後期 | 文学 東海道中膝栗毛(十返舎一九):小説 南総里見八犬伝(滝沢馬琴):小説 小林一茶:俳諧 美術 東海道五十三次(歌川広重):浮世絵 富嶽三十六景(葛飾北斎):浮世絵 |
以上、『日本史『各時代の文化と特徴と要点』一覧 11種類』を紹介しました。
各時代の文化は、その時代背景を表すもので、流行と言ってもいいかもしれませんね。 ですので、各時代にはそれぞれ特徴があり、その時代時代で好まれたものが変わってきます。
また、貴族や武士が文化の中心でしたが、江戸時代ころになると町民を中心とした庶民の文化が現れてきます。
ここで紹介した文化一覧はとても重要ですので、何時代に何文化があったのかは答えられるようにしておきましょう。
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