世界四大文明をシンプルに要点だけをまとめました。 テストなどの参考にしてください。
これらの4つの文明の共通する特徴は大きな川の流域の文明であるということです。
大河の利点は豊富な水を農業灌漑に使える事、そして川自体が上流より肥沃な土を大量に運んできてくれるので農業に適した土地になる事です。
この豊かな水をもとに農耕や牧畜が発達し、そのため文明が発達していきました。チグリス・ユーフラテス川、ナイル川、インダス川、黄河(こうが)の流域の各地域で発達した文明を四大文明(よんだいぶんめい)と言いいます。
世界四大文明の比較
メソポタミア文明
紀元前3500年ごろ
チグリス川・ユーフラテス川
文字:楔形文字
神殿を中心とした都市国家。
世界で初めて鉄器の使用が普及。
太陰暦の発明。
1週間7曜制、60進法の発明。
紀元前18世紀ごろに、ハンムラビ王が統一。
ハンムラビ法典による支配。
キーワード:
太陰暦、60進法、七曜制、墓が無い、ハンムラビ法典
エジプト文明
紀元前3100年ごろ
ナイル川
文字:象形文字
王の墓としてのピラミッドを建造。
天文学、測量学、数学が発達。
太陽暦の発明。
キーワード:
太陽暦、パピルス、ピラミッド、ヒエログリフ
インダス文明
紀元前2300年ごろ
インダス川
文字:インダス文字(文字が解読不能)
上下水道や公衆浴場などの公共施設があり、規則正しく建物が配置され、計画的に都市がつくられる(モヘンジョ・ダロなど)。
紀元前1800年ごろに滅亡。
紀元前1500年ごろにアーリア人が侵入し、先住民を征服。
神官を頂点とする身分制度をつくる。
キーワード:
モエンジョ=ダーロやドーラヴィーラなどの都市遺跡、ハラッパー
黄河文明
紀元前1600年ごろ
黄河
文字:甲骨文字
黄河流域で畑作を行う文化、長江流域で稲作を行う文化が生まれる。
紀元前16世紀ごろに、黄河流域に殷王朝がおこる。
殷は優れた青銅器の文化をもち、占いで政治を行った。
亀の甲や牛の骨に甲骨文字(漢字のもとになった文字)で記録した。
キーワード:
殷墟、青銅器、雑穀栽培、陶器、夏王朝 、 殷王朝、周王朝
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