中学受験に必要な算数に割合というのがあります。
割合の表し方はいくつかあり、小数、分数、百分率(%)、歩合(○割○分)で表されます。
この割合の公式がなるべく簡単に覚えられる方法を紹介します。
はじめに
一般的には「もとになる量」「くらべる量」「割合」という言葉を使いますが この時点で少しわかりづらいですよね。
「もとになる量」と「くらべる量」がどっちのことを言っているのか?
これについては、あとで例題を見ながら理解していきましょう。
割合の求め方 公式
「割合」 = 「くらべる量 ÷ 「もとになる量」
「くらべる量」 = 「もとになる量」 × 「割合」
「もとになる量」 = 「くらべる量」 ÷ 「割合」
これだけでは覚えるの大変です。
例題
まずは簡単な例題を見て見ましょう。
例えば ボールが全部で 100 個あります。その中にピンク色のボールが 30 個あります。
ピンク色のボールの割合はいくつですか?
もとになる量:全部のボールの数 = 100 = 全部の量
くらべる量 :ピンクのボールの数 = 30 = 割合を知りたい量
簡単なこの数ならピンクのボールが30%とわかりますよね。
100のうちの30だから30%。
「もとになる量」と「くらべる量」の関係がわかりましたか?
どういう風に計算するのでしょうか?
図解! 小数、分数、百分率(%)、歩合の関係
その前に下の図の小数、分数、百分率(%)、歩合の関係を見てみましょう。
百分率は何%と表すことができます。これを表を見るとわかりやすいですね。
30%だと小数の場合は0.3になるのがわかります。
分数も簡単ですね。100個あるうちの30個なので 30/100(100が分母で30が分子)、約分すると 3/10(10が分母で3が分子)となります。
計算方法
では、計算方法を紹介します。
「もとになる量」「くらべる量」「割合」の関係を公式にしたものをもう一度見てみます。
「割合」 = 「くらべる量 ÷ 「もとになる量」
「くらべる量」 = 「もとになる量」 × 「割合」
「もとになる量」 = 「くらべる量」 ÷ 「割合」
覚えにくいですよね。
もっと簡単に覚える方法があります。
くもわの法則です。
さらにわかりやすくします。
公式がずーっとわかりやすくなりました!
「割合」 = 「くらべる量 ÷ 「もとになる量」
「くらべる量」 = 「もとになる量」 × 「割合」
「もとになる量」 = 「くらべる量」 ÷ 「割合」
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