世界には数え切れないほどの宗教がありますが、その中でも最も信者の数が多い宗教が「キリスト教」です。
日本と外国では宗教の価値観が多少違うかもしれませんが、その国の人口の殆どの人が何かの宗教を信仰しているということは珍しくありません。
この記事では、世界で最も信仰されている『キリスト教徒』の多い国をランキング形式で10位~1位まで紹介していきます。
その前に プロテスタントとカトリックの違いも知っておきましょう。
何が違う?プロテスタントとカトリック
宗教の話は、とても複雑ですが、同じキリスト教でもプロテスタントとカトリックの大きな違いは、その宗派の考え方です。
具体的には、何に重きをおくかということになり、『影響力』や『権威』の順番の違いで宗派が異なります。
カトリックの場合:
影響力が強い順番に
神 → 教会 → 聖書 → 信者
プロテスタントの場合:
影響力の強い順番
神 → 聖書 → 教会・信者
というような順番になります。
もともと1つの宗教だったキリスト教がこのような考え方の違いで、現在のカトリックとプロテスタント別れたと言われてます。
キリスト教徒数多い国ランキング10
第10位 ドイツ
キリスト教徒数:50,000,000人
キリスト教徒が人口の70%ほどで、カトリックとプロテスタント割合は半々ぐらいです。
南部にカトリックが多く、北部にプロテスタントが多いと言われています。
ドイツはプロテスタントの草分け的存在のルター派教会(ルーテル教会)を生んだ土地でもあり、宗教戦争などのため、国内のカトリックとプロテスタントは確執があるようです。
第9位 イタリア
キリスト教徒数:54,070,000人
4世紀からはじまったローマ帝国におけるキリスト教布教活動の中心地で、現在でもバチカン市国を地理的に内包しているため、カトリック教会が根付いているようです。
人口の70%以上がキリスト教を信仰しており、そのうちの70%以上がカトリック教徒で、プロテスタントが1%になっています。
第8位 エチオピア
キリスト教徒数:54,978,000人
エチオピアにキリスト教が伝わったのは4世紀ごろで、イスラム諸国に囲まれながらも、キリスト教国として維持してきたアフリカ最古の独立国です。また、世界遺産として最初に登録された12件のうちのひとつである『ラリベラの岩窟教会群』があります。
キリスト教徒が人口は、およそ63%といわれています。
第7位 コンゴ民主共和国
キリスト教徒数:68,558,000人
主要宗教はキリスト教であり、人口の約80%が信仰しています。そのうち、カトリックが50%、プロテスタントが20%、キンバングー教会が10%となっています。
第6位 フィリピン
キリスト教徒数:86,500,000人
フィリピンは東南アジアでも珍しい、非常にキリスト教徒が多い国だとされています。ASEANでは唯一のキリスト教国です。
国民の約90%はキリスト教徒で約83パーセントがカトリック教徒です。また、約10パーセントがその他のキリスト教となっています。
スペインの植民地時代に、ローマ・カトリックの布教が行われたため、至るところにカトリック教会が建っています。
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