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奈良時代の流れ|コンパクトにまとめた要点 – 小学・中学の歴史

奈良時代の流れ|コンパクトにまとめた要点 – 小学・中学の地理日本史 - 中学受験
奈良時代の流れ|コンパクトにまとめた要点 – 小学・中学の地理
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奈良時代の仏教文化~聖武天皇の大仏事業~

 

奈良時代になると仏教を信仰した聖武天皇によって、巨大大仏を制作する事業が進められました。いわゆる奈良の大仏です。はやり病や飢饉によってたくさんのひとが亡くなったため、仏の力で国家の平安を願おうとしたのです。

聖武天皇によって完成間近に大仏の開眼供養がおこなわれました。このとき、東大寺には一万人の僧が招待されたといわれています。

 

この奈良時代では、鑑真と行基という僧侶が仏教を広めたことで有名です。鑑真は中国からやって来た高僧です。何度も渡航に失敗し、6度目に成功したときには目が見えなくなっていました。また、国内を布教してまわっていた行基は、生活に必要な橋や用水路を作っていたため、民衆からよく慕われていました。

 

奈良時代には日本古来の神話であったり、伝承であったりをまとめた古事記と日本書紀というふたつの歴史書が作られました。他にも、地方の伝説を中心とした風土記や万葉集という日本最古の和歌集も書かれています。

 

また、奈良時代には天平文化が花開きました。シルクロードを経由して持ち込まれた中央アジアの貴重な品々に影響された国際色豊かな文化として、仏教美術に取り入れられたのです。

 

これらは聖武天皇の遺品をおさめるため、奈良の大仏がある東大寺に建てられた正倉院という宝物庫にたくさん保管されています。校倉造という高床式の建築様式が特徴です。

 

まとめ

 

奈良時代にはこれまでにはなかった大宝律令というきまりのもとで政治がいとなまれるようになりました。その一方で、はやり病や飢饉といった社会的な不安には仏教に頼り、民衆に仏教が広がるとともに、奈良の大仏が作られたり仏教美術が生み出されたりもしました。

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