アルカンとは
一般式 CnH2n+2 で表される鎖式飽和炭化水素のことです。
「n」が 1だと
C1H2+2 = CH4《メタン》
となります。
アルカンの性質
- 直鎖のアルカンは、炭素数(n)が増えるにつれて沸点・融点が高くなります。
- 水に溶けにくいが、有機溶媒(ジエチルエーテルやトルエンなどが有機溶媒である)によく溶ける。
- ススをほとんど出さずに燃えて、二酸化炭素と水を生じる。
- 固体や液体のアルカンは、水より密度が小さいので、水に浮く。
アルカン一覧
n = 20 までのアルカン一覧表です。
高校化学で出てくるアルカンは、n=10 の「デカン」までを覚えておくのがいいでしょう。
炭素数(n) | 化学式 | 名称 |
---|---|---|
1 | CH4 | メタン |
2 | C2H6 | エタン |
3 | C3H8 | プロパン |
4 | C4H10 | ブタン |
5 | C5H12 | ペンタン |
6 | C6H14 | ヘキサン |
7 | C7H16 | ヘプタン |
8 | C8H18 | オクタン |
9 | C9H20 | ノナン |
10 | C10H22 | デカン |
11 | C11H24 | ウンデカン |
12 | C12H26 | ドデカン |
13 | C13H28 | トリデカン |
14 | C14H30 | テトラデカン |
15 | C15H32 | ペンタデカン |
16 | C16H34 | ヘキサデカン |
17 | C17H36 | ヘプタデカン |
18 | C18H38 | オクタデカン |
19 | C19H40 | ノナデカン |
20 | C20H42 | エイコサン |
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