メタンの置換反応
アルカンの有名な反応として「メタンの置換反応」を押さえておきましょう。
メタンは分子式CH4の、もっとも炭素数が少ない基本的なアルカンで、常温では無色の気体です。
実験では、水上置換法を使って、酢酸ナトリウムと水酸化ナトリウムを混合して加熱することで得られます。
- CH3COONa + NaOH → Na2CO3 + CH4
メタンは光を当てるとハロゲンと置換反応を起こします。例えば、メタンに光を当てながら塩素と反応させると、次のように1つずつ水素が塩素に置き換わります。
- 1. クロロメタン
- CH4 + Cl2 → HCl + CH3Cl
- 2. ジクロロメタン
- CH3Cl + Cl2 → HCl + CH2Cl2
- 3. トリクロロメタン、クロロホルム
- CH2Cl2 + Cl2 → HCl + CHCl3
- 4. テトラクロロメタン、四塩化炭素
- CHCl3 + Cl2 → HCl + CCl4
以上、アルカン一覧とアルカンの性質やメタンの置換反応について紹介しました。
高校化学では、アルカンの n=10 ぐらいまでとアルカンの性質、メタンの置換反応をしっかり覚えておきましょう。
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