平安時代の文化
遣唐使の廃止
894年、菅原道真(すがわらの みちざね)が天皇に廃止をすすめた。
国風文化(こくふうぶんか)
遣唐使の廃止により、中国大陸の文化の影響が少なくなり、日本独自の文化が発展したこと。
菅原道真(すがわらの みちざね)
遣唐使の廃止の廃止を行い、その後、藤原氏と対立し太宰府(だざいふ)に追放されてしまいます。
かな文字
漢字を簡単にあらわしたり、漢字の一部を使ってうまれた。
ひらがな::漢字の形をくずして作られた。
カタカナ::漢字の へん や つくり などをもとに作られた。
かな文字を用いた作品
『土佐日記』(とさにっき)::紀貫之の作品
『古今和歌集』(こきんわかしゅう)::紀貫之の作品
『竹取物語』(たけとりものがたり)::紀貫之の作品
古今和歌集(こきんわかしゅう)
醍醐天皇(だいごてんのう)の命令で、紀貫之(きのつらゆき)が編集した。
寝殿造(しんでんづくり)
平安時代に貴族たちが住むようになった屋敷のつくり。
大和絵(やまとえ)
寝殿造りの屋敷の屏風(びょうぶ)や ふすま などに描かれた日本の風景の絵。
絵巻物などにも描かれた。
鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)
源氏物語絵巻(げんじものがたりえまき)
源氏物語
紫式部(むらさきしきぶ)によって書かれた物語。
朝廷での貴族の暮らしが描かれている。
枕草子
清少納言(せい しょうなごん)によって書かれた随筆。
日常生活や自然を観察して細やかな感情を表した。
平安時代の武士たち
武士
豪族や有力な農民たちは、自分たちの土地や財産をまもるために一族を武装させた。
こうして生まれた新しい身分のこと。
平氏と源氏は武士の中でも特に強い力を持った。
武士の中には、朝廷に対して反乱を起こす者も出てきました。
平将門(たいらの まさかど)による反乱
平将門(たいらの まさかど)が関東地方で反乱を起こした。
朝廷は、ほかの武士の助けを借りて反乱を鎮圧する。
藤原純友(ふじわらの すみとも)による反乱
藤原純友(ふじわらの すみとも)が瀬戸内海の周辺で海賊らを率いて反乱を起こした。
朝廷は、ほかの武士の助けを借りて反乱を鎮圧する。
院政(いんせい)
藤原氏の影響力が弱まり摂政や関白としての影響力がなくなってきたので政治の実権を天皇に戻しました。
白河天皇は、位をゆずって上皇となった後も政治を行いました。
上皇の住む場所を院(いん)というので上皇の行う政治を院政といいます。
保元の乱(ほうげん の らん)
上皇と天皇の争いのこと。
崇徳上皇(すとく じょうこう) 対 後白河天皇。
後白河天皇には平清盛(たいらの きよもり)、源義朝(みなもとの よしとも)が、従った。
後白河天皇の勝利。
平治の乱(へいじのらん)
保元の乱での勝利の恩賞には差がありました。
平清盛::恩賞が多い。
源義朝::恩賞が少ない。
不満をいだいた源義朝が兵をあげ乱をおこしたが、平清盛らの軍に鎮圧される。
これにより、平氏の影響力が強まります。
平氏の台頭(たいとう)
平清盛(たいらの きよもり)は、武士の力を利用しようとする後白河上皇との関係を深めます。 1167年には、清盛は武士としては初めて(はじめて)の太政大臣(だじょう だいじん)になります。
平清盛は、藤原氏がおこなった摂関政治のように、清盛の娘である徳子(とくこ)を高倉天皇(たかくらてんのう)の后(きさき)にし、生まれた子を安徳天皇(あんとくてんのう)にさせた。
こうして平氏の一族が政治の実権を得ていき、権力を強めていきます。
日宋貿易(にっそうぼうえき)
平清盛が行った中国大陸の宋(そう)という国との貿易。
今でいう兵庫県の神戸にあった大輪田泊(おおわだのとまり)という港を開き貿易をすすめていきます。
宋銭(そうせん)
中国大陸の宋のお金。
日宋貿易により、日本にたくさん入ってきた。
平氏の一族は全盛期に
「平氏にあらずんば 人にあらず」
(意味:平氏の一族でなければ、その者は人ではない。)
とまで言われるほど栄えた。
この平氏の横暴に不満を持ち、
1180年、後白河法皇の子の 以仁王(もちひとおう) は、平氏を滅ぼすように命令を下します。
以仁王の命令を受け、各地で武士たちが平氏をほろぼそうと兵をあげた。
以上、『覚えた方がいい《平安時代の特徴と要点まとめ》年表付き』を紹介しました。
平安時代の文化・建築では、「寝殿造」「平等院鳳凰堂」「古今和歌集」「源氏物語」「枕草子」 など重要なワードがたくさん出てきます。
日本の風景や人物を描いた「大和絵」も重要な文化の特徴ですね。
平安時代は、漢字から「ひらがな&カタカナ」が生まれた時代でもあります。
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