中学の歴史で習う『条約』とそれに関連する事柄をまとめました。
条約とは戦争終結語などに国と国とのあいだで結ばれた取り決めのことです。
相手国や中心人物など整理して覚えましょう。
日本と外国の 《11の条約》一覧年表
江戸時代
西暦 | 条約 | 中心人物 | 条約国 |
---|---|---|---|
1854年 | 日米和親条約 | アメリカ | |
1855年 | 天津条約 | 清 (中国) | |
1858年 | 日米修好通商条約 | 井伊直弼 | アメリカ |
明治時代
西暦 | 条約 | 中心人物 | 条約国 |
---|---|---|---|
1875年 | 樺太・千島交換条約 | ロシア (ソ連) | |
1894年 | 条約改正(治外法権の撤廃) | 陸奥宗光 | アメリカ |
1895年 | 下関条約 | 清 (中国) | |
1905年 | ポーツマス条約 | ロシア (ソ連) | |
1911年 | 関税自主権の回復 | 小村寿太郎 | アメリカ |
昭和時代
西暦 | 条約 | 中心人物 | 条約国 |
---|---|---|---|
1941年 | 日ソ中立条約 | ロシア (ソ連) | |
1951年 | サンフランシスコ平和条約 | 吉田茂 | アメリカ 連合国 |
1951年 | 日米安全保障条約 | アメリカ | |
1960年 | 日米安全保障条約の改定 | アメリカ | |
1965年 | 日韓基本条約 | 佐藤栄作 | 韓国 |
1978年 | 日中平和友好条約 | 福田赳夫 | 中国 |
日本と外国の条約 要点
日本とアメリカが結んだ条約 3つ
- 1854年 日米和親条約
- 1951年 日米安全保障条約
- 1858年 日米修好通商条約
ペリーの黒船来航により結ばれたのが日米和親条約。
これにより下田と函館の2港を開港することになります。
その後に結ばれたのが日米修好通商条約により函館、神奈川、長崎、新潟、神戸の5港が開かれました。
この条約は、治外法権を認め、日本には関税自主権がない不平等条約でした。
これを強引に締結した井伊直弼は、のちに暗殺されることとなります。
第二次世界大戦後に結ばれたのが、日米安全保障条約です。
日本とロシア(ソ連)が結んだ条約 3つ
- 1875年…樺太・千島交換条約
- 1905年…ポーツマス条約
- 1941年…日ソ中立条約
樺太・千島交換条約は、千島列島を日本領とし、樺太(カラフト)をロシア領としたものです。
ポーツマス条約は日露戦争の講和条約のことです。
日本と中国が結んだ条約 3つ
- 1855年…天津条約
- 1895年…下関条約
- 1978年…日中平和友好条約
下関条約は、日清戦争後に結んだ条約です。
以上、日本と外国が結んだ条約をまとめて紹介しました。
条約の背景や、中心人物、相手国を知ることで覚えやすくなります。
以外と少ないので、しっかり覚えましょう。
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