農業と産業
二毛作が西日本だけでなく東日本にも伝わった。
座(ざ)
同業者どうしの組合。
室町時代の産業では、運送業(うんそうぎょう)が発達します。
馬借(ばしゃく)
馬を使った運送。
車借(しゃしゃく)
牛車を使った運送。
貨幣(かへい)
明の銅銭である明銭(みんせん)
宋の銅銭である宋銭(そうせん)がつかわれました。
明銭では永楽通宝(えいらくつうほう)が有名です。
問丸(といまる)
倉庫などの保管業などを行う職業。
惣村(そうそん)
農民が用水路や共用地の管理などを相談しあって決めるという 寄合(よりあい)を開き、
村の運営(うんえい)のしかたについて決める村のこと。
一揆と乱
一揆(いっき)
農民が、厳しい領主に対して集団で対立すること。
土一揆(どいっき)
農民や馬借など貧しい職業の民は、当時 土民(どみん) と言われていた。
この土民たちが行った一揆のこと。
正長の土一揆(しょうちょう の どいっき)
近江国(おうみのくに)の貧しい馬借(ばしゃく)が、京都で高利貸しをしている酒屋や土倉をおそい、幕府に徳政(とくせい)を要求した一揆。
徳政とは借金を無くすこと。
応仁の乱(おうにん の らん)
8代目将軍の足利義政(あしかが よしまさ)のころの有力な守護大名の争い。
細川勝元(ほそかわかつもと)と山名持豊(やまなもちとよ)が幕府の実権を争っていた。
これがもとで、1467年に戦争がおき、東西に分かれて争うことになった。
細川方(ほそかわがた)の東軍(とうぐん)
山名方(やまながた)の西軍(せいぐん)
乱は京都を中心にしていて、11年ほど乱が続く。
主要な戦場となった京都全域が壊滅的な被害を受けて
室町幕府の勢い(いきおい)は、衰えて(おとろえて)いった。
地方の守護大名の勢い(いきおい)も、衰えて(おとろえて)いった。
下克上(げこくじょう)
身分の低い者が、上の身分の勢力を倒してのしあがる事。
応仁の乱以後、実力のあるものが自分より身分の高いものを倒し権力を持った。
戦国時代へ
戦乱は地方へも広がっていき、戦争の時代になっていった。時代が室町時代から戦国時代(せんごくじだい)へと、なっていく。100年ほど戦乱(せんらん)の時代が続く。
戦国時代、地方の各国の最高権力者は、大名(だいみょう)であり、戦国時代の大名を戦国大名という。
分国法(ぶんこくほう)
それぞれの戦国大名の領地を分国(ぶんこく)といい、分国の中でしか通用しない法律のこと。
以上、『覚えた方がいい《室町時代の特徴と要点まとめ》』を紹介しました。
南北朝時代や戦国時代と区別するなど少し年代が分かりづらい時代でもあります。
室町時代は、伝統的な公家文化と武家文化が融合した北山文化と東山文化が生まれ、地方にも広がっていきました。
金閣や銀閣が建てられたのもこの時代です。観阿弥・世阿弥による能楽の大成や茶の湯や生け花も広まっていきました。
[日本史リンク]
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