戦後の世界と日本
国際連合(こくさいれんごう)
新たな戦争をふせぎ、平和を守るために国際政治を話しあう国際機関。
常任理事国(じょうにんりじこく)は、アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国の5か国
日本はソ連との国交(こっこう)を回復した1956年に加盟。
国連(こくれん)ともいう。
戦前にあった国際連盟(こくさいれんめい)は消滅した。
冷戦(れいせん)
冷たい戦争ともいう。
第二次大戦後、
アメリカやイギリスを中心とする「西側」の陣営と、
ソビエトを中心とする「東側」の陣営にわかれました。
アメリカを中心とする資本主義国とソ連を中心とする社会主義国の対立。
アメリカとソ連とは、直接は戦争をしていませんが、まるで戦争中であるかのように対立しています。武器(火)を使わない戦争なので冷戦(冷たい戦争)と覚えましょう。
中華民国から中華人民共和国
中国では共産党と国民党とが争い、内戦状態だった。
ソビエトの支援を受けた共産党が勝利し、
1949年に 中華人民共和国(ちゅうか じんみん きょうわこく) という国になった
負けた国民党は台湾に逃れ、台湾は中華民国になった。
このころの中国には、「中華人民共和国」と「中華民国」の2つの国が存在する状況になった。
共産党:毛沢東(もう・たくとう)
国民党:蒋介石(しょうかいせき)
朝鮮戦争(ちょうせん せんそう)
1951年
北朝鮮が韓国に攻め込んで始まった戦争。
国連軍が韓国を助け、中国が北朝鮮を助けた。
1953年に休戦協定(きゅうせんきょうてい)が結ばれた。
日本の再軍備
アメリカ軍は日本を西側の陣営につけるため、日本に軍隊を作ろうとしたが憲法で軍隊を作ることができなかった。
そのため、警察予備隊(けいさつ よびたい)という組織を作らせました。
警察予備隊は
1952年 保安隊(ほあんたい)に、
1954年 自衛隊(じえいたい)になりました。
サンフランシスコ平和条約
アメリカのサンフランシスコで行われた講和会議。
米軍基地の存続を条件に、日本の独立を回復させた。
このときの日本の首相、吉田茂(よしだ しげる)が調印(ちょういん)した。
日米安全保障条約(にちべい あんぜん ほしょう じょうやく)
東アジアの平和を守るため、アメリカ軍が日本にとどまるための条約。
沖縄返還(おきなわへんかん)
1972年
戦後、アメリカが統治していた沖縄は日本に返還された。
高度経済成長(こうど けいざいせいちょう)
1955年〜1970年代ころの好景気による日本経済のめざましい成長のこと。
日中共同声明(にっちゅうきょうどうせいめい)
1972年
日本,中国両政府間の戦争状態終結,国交正常化のための共同声明。
日中平和友好条約(にっちゅう へいわゆうこうじょうやく)
1978年
日本と中国の外交関係の発展のために締結された条約。
オイルショック
石油危機(せきゆきき)ともいう。
1973年
第四次中東戦争により、原油の価格が値上がりし、世界的な不景気になった経済の混乱。
ソ連の解体(それんのかいたい)
1991年
社会主義諸国の中心だったソ連だったが、
ロシアやウクライナなどのソ連を構成していた国々が分離して独立しためソ連は解体した。
以上、『昭和時代の特徴と要点まとめ – 中学受験・中学社会』を紹介しました。
戦争を経験し、その後の高度経済成長から安定経済成長と続きやがて平成時代のバブル経済とその崩壊に繋がります。
世の中が急速に近代化した時代とも言えるでしょう。
大きな戦争での敗戦にもかかわらず復興し、高度な成長を遂げたわけですから昭和の人たちがどれだけ頑張ったかがうかがえますね。
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