WTOの特徴をわかりやすく説明
WTOについて、どんなことをしているかをなるべく簡単に説明します。
TWO協定により多角的貿易体制はガット時代と比べ次のように強化されました。
既存の貿易ルールの強化
特定の物品(農業,繊維)の貿易に関する協定を作成。
国際貿易のルール(アンチダンピング,セーフガード等)の協定を改正・拡充。
新しい分野のルール策定
物品の貿易・サービスの貿易に関する協定を作成。
貿易に関連する知的所有権・投資措置に関する協定を作成。
紛争解決手続の強化
紛争解決手続を採用。
貿易紛争に対してWTO紛争解決手続によらない一方的措置の発動を禁止。
紛争解決手続が迅速・円滑に進行するよう強化。
諸協定の統一的な運用の確保
附属する物品の貿易に関する多角的協定
サービスの貿易に関する一般協定
知的所有権の貿易関連の側面に関する協定
紛争解決に係る規則及び手続に関する了解等の協定
上記に対する加盟国の権利義務関係を明確化。
WTO協定とは
WTO協定(WTO設立協定及びその附属協定) は、貿易に関連する様々な国際ルールを定めています。
協定というのは、協議や相談して決めるという意味です。特に、国家間の取り決めで、あまり厳重な手続きをしないで結べるものをいいます。
WTOはこうした協定の実施を行うと同時に新しい貿易課題への取り組みを行っています。
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