- 靡衣婾食
【びいとうしょく】
美しい着物を好んで一時の食を貪って将来のことを考えないこと。 - 悲歌慷慨
【ひかこうがい】
道理に反することや社会の不正・乱れを憤って嘆くこと。 - 媚眼秋波
【びがんしゅうは】
美人のなまめかしい媚びる目つきのこと。 - 卑躬屈節
【ひきゅうくっせつ】
主義主張を変えてまで、人におもねりこびへつらうこと。 - 匪躬之節
【ひきゅうのせつ】
自分の利害を省みないで、忠節を尽くすこと。 - 披荊斬棘
【ひけいざんきょく】
困難を克服し前進すること。 - 比肩随踵
【ひけんずいしょう】
大勢の人があとからあとから続くこと。 - 飛絮漂花
【ひじょひょうか】
女性が苦しい境遇にいて、当てもなく辛苦するさま。 - 悲壮淋漓
【ひそうりんり】
悲しく哀れな中にも意気のあること。 - 尾大不掉
【びだいふとう】
臣下の力が強くてのさばり、君主の統制が取れないこと。 - 筆削褒貶
【ひっさくほうへん】
批評の態度が公正で厳しい『春秋筆法』を表す語。 - 筆力扛鼎
【ひつりょくこうてい】
文章の筆力ふでづかいが非常に強いこと。 - 篳路襤褸
【ひつろらんる】
大変苦労して働くこと。 - 非難囂囂
【ひなんごうごう】
過失や欠点を咎める声が多く大きいこと。 - 髀肉之嘆
【ひにくのたん】
実力を発揮する機会に恵まれないのを嘆き悲しむこと。 - 肥馬軽裘
【ひばけいきゅう】
たいそう富貴なさま。 - 被髪纓冠
【ひはつえいかん】
非常に急いで行動すること。 - 被髪左衽
【ひはつさじん】
野蛮な風俗のこと。 - 被髪佯狂
【ひはつようきょう】
髪を振り乱して狂人のまねをすること。 - 悲憤慷慨
【ひふんこうがい】
不正や不義に憤りを感じ、嘆き悲しむこと。 - 百舎重趼
【ひゃくしゃちょうけん】
困難を乗り越えて遠路をいくこと。 - 百姓一揆
【ひゃくしょういっき】
江戸時代に、農民が結束して起こした暴動。 - 百折不撓
【ひゃくせつふとう】
何度失敗しても志を曲げないこと。 - 百様玲瓏
【ひゃくようれいろう】
種種の美しさ。 - 百花繚乱
【ひゃっかりょうらん】
すぐれた人物や業績が、一時期にたくさん現れること。 - 百孔千瘡
【ひゃっこうせんそう】
短所や欠点がたくさんあること。 - 氷甌雪椀
【ひょうおうせつわん】
清らかで上品な文具のこと。 - 飄忽震蕩
【ひょうこつしんとう】
すばやく揺り動かすこと。 - 剽疾軽悍
【ひょうしつけいかん】
すばしこくて強いこと。 - 病入膏肓
【びょうにゅうこうこう】
重病で治療が難しい状態のこと。 - 飛揚跋扈
【ひようばっこ】
強くてわがままに振舞うたとえ。 - 摽末之功
【ひょうまつのこう】
ほんのわずかな功績のこと。 - 疲労困憊
【ひろうこんぱい】
疲れ果てること。 - 牝鶏之晨
【ひんけいのしん】
妻女が権力を握って、勢力を振るうこと。 - 貧富貴賤
【ひんぷきせん】
貧しいものと富めるもの、身分の貴いものと卑しいもの。 - 牝牡驪黄
【ひんぼりこう】
物事は外見にとらわれず、その本質を見抜くことが大切であるということ。 - 馮異大樹
【ふういたいじゅ】
おごり高ぶらない人のたとえ。 - 風雨淒淒
【ふううせいせい】
風が吹き雨が降って、寒く冷たいさま。 - 風雨対牀
【ふううたいしょう】
兄弟が会うこと。 - 風鬟雨鬢
【ふうかんうびん】
風にくしけずり、雨に洗われる。風にさらされ苦労して働くこと。 - 風岸孤峭
【ふうがんこしょう】
いかめしく厳しく、角立って人と融和しないために孤独なこと。 - 風光明媚
【ふうこうめいび】
自然の景色が清らかで美しいこと。 - 風声鶴唳
【ふうせいかくれい】
些細なことで驚いたり怖気ずいたりすること。 - 浮雲翳日
【ふうんえいじつ】
悪人が政権を握って世の中が暗くなることのたとえ。 - 巫雲蜀雨
【ふうんしょくう】
遠く離れ離れになっている夫婦がお互いを思いあっていることのたとえ。 - 浮家泛宅
【ふかはんたく】
船の中に住まうこと。放浪する隠者の生活。 - 不羈之才
【ふきのさい】
なのごとにも拘束されないのびのびとした才能。 - 不羈奔放
【ふきほんぽう】
なにものにもとらわれることなく、自分の思うままに振る舞うこと。 - 俯仰之間
【ふぎょうのかん】
ほんのわずかな間のこと。 - 伏寇在側
【ふくこうざいそく】
身辺の注意を怠らず、言動も慎むべきだということ。
- 俛首帖耳
【ふしゅちょうじ】
人にこびへつらう卑しい態度のこと。 - 膚受之愬
【ふじゅのうったえ】
身に差し迫った痛切な訴えのこと。 - 鳧趨雀躍
【ふすうじゃくやく】
喜んで小躍りするさま。 - 附贅懸疣
【ふぜいけんゆう】
無用なもののこと。 - 物論囂囂
【ぶつろんごうごう】
世間のうわさが騒がしいこと。 - 不撓不屈
【ふとうふくつ】
どんな困難にもくじけないこと。 - 布韈青鞋
【ふべつせいあい】
旅行のときの服装のこと。 - 榑木之地
【ふぼくのち】
当方にある太陽が昇る地のこと。日本のこと。 - 蜉蝣一期
【ふゆうのいちご】
人生の短くはかないことのたとえ。 - 不埒千万
【ふらちせんばん】
この上なくふとどきなこと。非常にけしからぬさま。 - 刎頸之交
【ふんけいのまじわり】
心を許しあったきわめて親密な交際。 - 蚊子咬牛
【ぶんしこうぎゅう】
痛くも痒くもないこと。自分の実力をわきまえずに行動すること。 - 文恬武嬉
【ぶんてんぶき】
天下太平なこと。 - 敝衣蓬髪
【へいいほうはつ】
ぼろぼろで汚いいでたち。 - 兵戈槍攘
【へいかそうじょう】
武器が乱れ動くこと。兵乱の形容。 - 秉燭夜遊
【へいしょくやゆう】
人生ははかなく短いので、せめて夜も灯をともして遊び、生涯を楽しもうということ。 - 萍水相逢
【へいすいそうほう】
人と人とが偶然に知り合いになること。 - 弊帚千金
【へいそうせんきん】
身のほどを知らないで思い上がるたとえ。 - 瓶墜簪折
【へいついしんせつ】
男女が離れて二度と合えないこと。 - 兵者凶器
【へいはきょうき】
武器は人を損なう不吉な道具であるということ。 - 兵馬倥偬
【へいばこうそう】
戦争に明け暮れて忙しいこと。 - 汨羅之鬼
【べきらのき】
水死した人のこと。 - 壁立千仞
【へきりつせんじん】
断崖が壁のように千尋も高く切り立ちそびえていること。 - 霹靂一声
【へきれきいっせい】
突然雷がとどろくこと。 - 霹靂閃電
【へきれきせんでん】
すばやいことのたとえ。 - 卞和泣璧
【べんかきゅうへき】
正しくすぐれた才能や業績が世に認められずに嘆くことのたとえ。 - 弁才無礙
【べんさいむげ】
弁舌の才能があり、よどみなく話すこと。 - 偏袒扼腕
【へんたんやくわん】
激しく怒ったり悔しがったりするさま。 - 胼胝之労
【へんちのろう】
大変な骨折り。 - 鞭辟近裏
【べんぺききんり】
外物にとらわれることなく身に切実なことと考えること。 - 偏旁冠脚
【へんぼうかんきゃく】
漢字を構成する部首の総称。 - 駢拇枝指
【べんぼしし】
無用な物のたとえ。 - 冒雨剪韭
【ぼううせんきょう】
友人の来訪を喜んでもてなすこと。 - 逢掖之衣
【ほうえきのい】
袖の大きい着物のこと。 - 鳳凰于飛
【ほうおううひ】
夫婦の仲がむつまじいこと。 - 鳳凰銜書
【ほうおうがんしょ】
天子の遣わした使者が勅書を携えていること。 - 鳳凰在笯
【ほうおうざいど】
すぐれた人材が地位に恵まれず民間に埋もれていること。 - 茅屋采椽
【ぼうおくさいてん】
質素な家のこと。 - 法界悋気
【ほうかいりんき】
他人のことをねたんだり嫉妬したりすること。 - 抱関撃柝
【ほうかんげきたく】
低い役職のこと。 - 判官贔屓
【ほうがんびいき】
弱いほうに同情し、味方したり応援したりすること。 - 暴虎馮河
【ぼうこひょうが】
向こう見ずのたとえ。 - 旁時掣肘
【ぼうじせいちゅう】
他人の仕事に脇から口を出して邪魔すること。 - 封豕長蛇
【ほうしちょうだ】
貪欲で残酷な人のたとえ。 - 旁若無人
【ぼうじゃくむじん】
人前にもかかわらず、勝手で無遠慮な振る舞いをすること。 - 茫然自失
【ぼうぜんじしつ】
気が抜けてぼんやりしてしまい、どうしてよいかわからなくなること。 - 宝鈿玉釵
【ほうでんぎょくさい】
美しいもののたとえ。 - 放蕩不羈
【ほうとうふき】
気の向くまま勝手に振舞うこと。 - 茅堵蕭然
【ぼうとしょうぜん】
かやぶきの垣根が物寂しいさま。 - 尨眉皓髪
【ぼうびこうはつ】
白毛が混じった眉と白い髪。
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