世界の主な経済組織 一覧
ASEAN (アセアン) 東南アジア諸国連合
1967年設立。事務局はインドネシアの首都ジャカルタ。インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスの10カ国。
APEC (エーペック) アジア太平洋経済協力会議
1989年発足。ASEAN7カ国に日本、韓国、中国、台湾、アメリカ、カナダ、ロシア、メキシコ、チリ、ペルー、オーストラリア、ニュージーランドなど21の国と地域が参加。
EU 欧州連合
1993年に発足。EC(欧州共同体)が母体。本部はベルギーの首都ブリュッセル。1999年に単一通貨ユーロを発行した。
OECD 経済協力開発機構
1961年に発足。本部はフランスの首都パリ。ヨーロッパ、北米等の国々によって、国際経済全般について協議することを目的とした国際機関。1)経済成長、2)貿易自由化、3)途上国支援(これを「OECDの三大目的」といいます)に貢献することを目的としています。
WTO 世界貿易機関
1995年設立。WTO協定は、貿易に関連する様々な国際ルールを定め、協定の実施・運用を行うと同時に新たな貿易課題への取り組みを行い、多角的貿易体制の中核を担っています。
主要な経済学者 一覧
アダム=スミス
1723~1790年:イギリス。古典派経済学の創始者。
『諸国民の富の性質ならびに原因に関する研究(国富論)』の著書。
資本主義社会の構造を、分業と労働価値説で説明。
自己の利益を追求しているすべての個人は、あたかも「見えざる手」によるかのように、全体の最高の利益を達成するように導かれるとし、自由放任経済思想を説いた。
マルサス
『人口論』の著書。
1766~1834年:イギリス。
人口の増加は幾何級数的であるのに対し,生活資料,特に食料の増加は算術級数的であることを実証的研究から明らかにし,ここに人口と食料の不均衡が必然不可避となり,飢饉,貧困,悪徳が発生するとした。そして人口の増加を抑制するための道徳的抑制を説き,これが社会改革によらない貧困の是正,いわゆるマルサス主義の主張となる。
K・マルクス
1818~1883年:ドイツ。
『資本論』
社会の物質的生産関係こそが、人々の社会的・政治的・精神的生活を規定する土台であるとする唯物史観の立場から、資本家による労働者の搾取が行われる仕組みと資本主義的生産様式の全体像を明らかにしようとした。
資本主義社会から社会主義社会への必然性を説き、マルクス経済学を確立した。
ケインズ
1883~1946年:イギリス。
『雇用・利子および貨幣の一般理論』
「有効需要の原理」を確立、失業対策としての政府の公共投資の役割の重要性を主張。
主な経済学派 一覧
重商主義
16~18世紀のヨーロッパで広がった経済思想。貿易などを通じて貴金属や貨幣を蓄積することにより、国富を増すことを目指す経済思想や経済政策の総称。
重農主義
18世紀のフランスを中心に広まった経済思想で、国家,社会の富の基礎は農業であるとする経済思想。
古典学派
18世紀後半から19世紀初頭にかけて、アダム=スミスやリカードを中心にして成立した英国の経済学派。 自由主義思想を基礎にすえて、資本主義経済を自律性ある再生産の体系として把握。 古典派経済学。
マルクス経済学
K.マルクスがイギリスおよびフランスの古典派経済学を批判的に継承,発展させて体系化した経済理論。史的唯物論を基本的視座に据えている点に特徴があり,主著『資本論』でその基礎が確立された。
新古典学派
古典学派の思想を継承して発展を遂げ、経済学の主流となった諸学派の体系で、新古典派、新古典派経済学などとも呼ばれる。
ケインズ学派
イギリスのケインズによる『雇用・利子および貨幣の一般理論』》によって樹立された。〈貯蓄投資の所得決定理論〉を共通の基礎とし,マクロ経済学を中心におき,国家による有効需要の増減を通じて失業と不況の緩和を図る政策を提唱する
テストに出る経済用語一覧 まとめ
テストによく出る主な経済用語を紹介しました。
中学、高校で学ぶ用語ですが有名な用語ばかりですのでなるべく早い段階で覚えておくと後で楽ですよ。
GDP、GNP、GNIとかインフレーション、デフレーションあたりで多少混乱するかもしれませんが、なるべく簡潔にまとめてあるので、意味をしっかり理解できればそれほど難しくなく覚えることができるでしょう。
コメント