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選挙と政党の要点まとめ~選挙制度の比較など|「政治参加と選挙制度」中学公民(政治・経済)

選挙と政党の要点まとめ~選挙制度の比較など|「政治参加と選挙制度」中学公民(政治・経済) 政治・経済
選挙と政党の要点まとめ~選挙制度の比較など|「政治参加と選挙制度」中学公民(政治・経済)

中学公民「政治参加と選挙制度」で習う選挙制度(小・中・大選挙区制・比例代表制)や政党などの要点をまとめました。

比較と違い(デメリット・デメリット)それぞれの特徴を整理していきましょう。

試験でもよく出題されるところですのでしっかり学習しておきましょう。

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政党と政治

同じような政策の方針や、同じような政治の理念を持っている政治家の集団、あるいは議員の集団を 政党と言います。

議会制の民主政治では多数決で政策が決まるので、同じ政策を目指している政治家どうしは協力しあって行動したほうが、政策が通りやすいのです。

特に国の政治の場合は、政党どうしの競争が政治の中心になることが多く、このような政党の競争が行われる政治のあり方を 政党政治 と言います。

 

与党と野党

一般に、国会で、もっとも多数派をしめている政党が政権をとっています。政権をとっている政党のことを 与党(よとう) と言います。

政権をとれていない政党を 野党(やとう) といいます。

 

連立与党

国会で、どの政党も過半数をとれてない場合には、複数の政党どうしが協力しあって、ひとつの内閣をつくる場合があります。この場合の連立している内閣の政党を、連立与党(れんりつ よとう)と言います。

 

政党

政治で実現したい理念や政策に関して、同じ意見をもつ人々が結束してつくる政治団体

政党政治

政党を中心に運営される政治形態

一党制

有力な政党が1つのみの「一党独裁」
例)中国、北朝鮮など

二党制(二大政党制)

2つの大きな政党が競い合う政党政治
例)アメリカ、イギリスなど

多党制

3つ以上の有力な政党が存在する政党政治
例)ドイツ、日本など

与党

内閣を組織して政権を担当する政党

野党

政権に参加せず与党を批判・監視する政党

連立政権

複数の政党が与党として内閣を組織・運営する政権

政権公約(マニフェスト)

政党のかかげる政策について、具体的な数値目標や達成期限を示したもの

 

選挙と政治

選挙の4原則

民主的な選挙が行われるためには、以下の4つの原則が守られることが重要です。

1.普通選挙
日本では18才以上の男女の日本国民に、選挙権があります。このような、一定の年齢以上ならば仕事や性別や納税額(のうぜいがく)などに関係なく、だれでも選挙権があって投票に参加できる選挙のことを 普通選挙といいます。
2.平等選挙
一人一票を平等にあつかいます。有権者がもつ票の価値は、どの有権者も同じよいうことです。日本国憲法では、選挙人の資格を人種、信条、性別、社会的身分、門地、教育、財産、収入によって差別してはならないと定めています。
3.秘密選挙
投票の秘密を守るために、無記名投票で行われます。選挙では、どの有権者が、どの候補者に投票したかを、わからないようにしています。買収や圧力などによる不正な選挙をふせぐための仕組みです。
4.直接選挙
選挙権を持っている人が、議員を直接選出します。日本の選挙では、国会議員を選ぶ選挙、地方議会の議員および長を選ぶ選挙が、直接選挙です。

 

選挙のしくみ

選挙権と被選挙権

挙権は、満18歳以上の日本国民が有する。

被選挙権は、衆議院・地方議会議員、市(区)町村長が満25歳以上

参議院議員と都道府県知事が満30歳以上である。

選挙管理機関

公正な選挙が行われるように、選挙事務を監督するために、

  1. 国に中央選挙管理会
  2. 都道府県と市 (区)町村に選挙管理委員会

がある。

市(区)町村の選挙管理委員会は、選挙人名簿を作成する。

選挙の手続き

  1. 国会議員の選挙の施行の公示は天皇が行う。
  2. 地方公共団体の長や議員の選挙の告示は、選挙管理委員会が行う。

選挙の公示または告示があった日に立候補の届け出の受け付けを行う。

選挙運動期間

  1. 立候補届け出の日から投票日前日までに限られている。
  2. 戸別訪問や買収、選挙妨害などには罰則が定められている。

投票の方法

無記名投票で行われ、原則として選挙人は、投票日に指定された投票所で行う。ただし、前もって投票できる「期国前投票」が認められている。

選挙公営

国や地方公共団体が選挙費用の一部を負担し、経済的に余裕のない候補者にも選挙運動を保障して 公正な選挙の実現を図る。

選挙人名簿

有権者(選挙権をもつ者)の氏名・住所・性別・生年月日などを記入した公の名簿。

継続して 3か月以上その地域に住んでいる者を登録する。

公職選挙法

選挙の規則については 公職選挙法(こうしょく せんきょほう) という法律で、規則が決められている。

公約

政党は、選挙の前に、有権者たちに、もし政権を取った時に行おうとする政策を発表するのが一般的です。このような政党が発表している、政権を取った時の実行を約束した政策のことを 公約(こうやく) と言います。

公約には法的な拘束力は無いので、政権獲得後に社会の状況が大きく変わった場合などには、政党が公約を破ることもあります。政党が公約をやぶると、その政党の国民からの信頼が無くなります。

日本の選挙制度

  1. 衆議院…小選挙区比例代表並立制
  2. 参議院…選挙区制と比例代表制

比例代表は、政党の得票数に応じて議席を配分します。

 

1つの選挙区から何人当選するかのか?

  1. 小選挙区制 – 1つの選挙区(狭い)から、1名をえらぶ方式。
  2. 中選挙区制 – 1つの選挙区(広い)から2人以上をえらぶ方式。
  3. 大選挙区制 – 1つの選挙区(すごく広い)から2名以上をえらぶ方式。
  4. 比例代表制(ひれい だいひょうせい) – 政党が獲得した票数に比例した議席数を、それぞれの政党ごとに与える方式。

「中選挙区制」は「大選挙区制」の一種で、一般的に、

  • 中選挙区制・・・1つの選挙区(広い)から2~5人以上が当選
  • 大選挙区制・・・1つの選挙区(すごく広い)から6人以上が当選

というような意味で使われることが多い。

 

小・中・大選挙区制・比例代表制 メリット・デメリット

制度 小選挙区 中・大選挙区 比例代表
内容 選挙区で1人を選ぶ 2人以上選ぶ 得票に応じて各政党議席を配分
メリット 民意を反映しやすい

政権が安定しやすい
(大きい政党ほど勝ちやすくなるため)

小さい政党も勝ちやすい

死票が少なく、より多様な利益・意見が反映できる

死票が少なく、より多様な利益・意見が反映できる
デメリット 死票が多い

多様な利益・意見を反映しにくくなる

小さい政党が勝ちにくい

同じ政党内での派閥争いが強くなってしまう

政局が安定しにくい

小党分立をおこし、政局が安定しにくい

大選挙区制と比例代表制はのメリットとデメリットはほぼ同じですね。

日本は、衆議院は小選挙区比例代表並立制をとっています。

比例代表制において、日本ではドント式という方法で各政党の当選者数を決めています。当選者数が決まったあとの各党の当選者の決め方については、拘束名簿式、非拘束名簿式などがあります。

国政の選挙

日本の国会は、衆議院(しゅうぎいん)と参議院(さんぎいん)という、2つの議院からなる二院制(にいんせい)です。

二院制により、同じ政策について、異なる議院で審議を出来るので、一院制の場合よりも、より慎重に議論をすることが出来ます。

衆議院と参議院が、まったく同じ構成だと、同じ議論を衆議院と参議院で2回繰り返すだけになってしまうので、日本では衆議院と参議院の選挙区や任期などに違いを設けています。

 

 衆議院  参議院
議員の数  475人  242人
任期 4年
(ただし解散が
ありうる)
6年
(3年ごとに
半数を改選)
選挙権
満20歳以上
被選挙権 満25歳以上 満30歳以上
選挙区 小選挙区
300人
比例代表
175人
小選挙区
146人
比例代表
96人

 

衆議院選挙

衆議院の選挙は、小選挙区制と比例代表制をあわせた、小選挙区比例代表並立制(しょうせんきょく ひれいだいひょう へいりつせい)です。 小選挙区選挙で1票を投票し、比例代表選挙でも1票を投票するので、有権者は、有権者1人につき2票を持っています。

衆議院選挙での小選挙区選挙(全国での定数:300名)は、全国を300の小選挙区に区割りしているので、当選できる議員の定数は300名です。

比例代表選挙では、全国を11のブロックに区割りし、全国あわせて180人の議員が選ばれます。

参議院選挙

参議院の選挙区は、都道府県ごとの選挙区で、各都道府県から2名〜8名を選びます。全国で選挙区制で146名を選びます。

これとはべつに、比例代表制で、全国を一つの選挙区として、96名を選びます。

選挙の課題と問題点

  • 一票の格差(いっぴょうの かくさ)

棄権の増加、一票の格差など。一票の格差については、議員一人あたりの有権者数の差が違憲状態であると最高裁判所での判決がでており、選挙制度改革が現在議論されています。

 

小選挙区制では、当選者以外の票が多くなりやすいので、当選者以外に投票した人の意見が無駄になってしまいます。(当選者以外に投票した票のことを死票(しひょう)と言います。 )

また、小選挙区は選挙区がせまいので、有権者が選べる候補者の選択肢も少なくなってしまいます。

大選挙区制だと、選挙区が大きいので、お金が多くかかります。このため、すでに勢力の強い政党などに有利で不公平になってしまします。そのいっぽうで、大選挙区だと候補者を広く選べるので、使い方によっては少数政党に有利にもなります。

政治資金と政党助成金

政治の、政策の調査や、政党の宣伝などの活動を行うには、お金が必要です。国会議員にも給料が出ますが、それとは別に、政党には国から税金によって政党交付金(せいとう こうふきん)という政党への助成金が支出されています。( 政党助成金(せいとう じょせいきん) )

政治資金規正法(せいじしきん きせいほう)によって定められています。

以上、選挙と政党についての要点を紹介しました。

覚えることがたくさんあると思いますが、下にあるまとめのようにリスト化すると見やすくて便利になると思います。

試験にもよく出題されますのでしっかり覚えましょう。

 

選挙の4原則

  1. 普通選挙(年齢の制限以外、だれもが選挙権をもちます。)選挙権は、18歳以上。
  2. 平等選挙(一人一票ずつ投票)
  3. 直接選挙(議員を直接選出)
  4. 秘密選挙(無記名で投票)

選挙区

  1. 小選挙区制 – 1つの選挙区(狭い)から、1名をえらぶ方式。
  2. 中選挙区制 – 1つの選挙区(広い)から2人以上をえらぶ方式。
  3. 大選挙区制 – 1つの選挙区(すごく広い)から2名以上をえらぶ方式。
  4. 比例代表制(ひれい だいひょうせい) – 政党が獲得した票数に比例した議席数を、それぞれの政党ごとに与える方式。

 

 衆議院  参議院
議員の数  475人  242人
任期 4年
(ただし解散が
ありうる)
6年
(3年ごとに
半数を改選)
選挙権
満20歳以上
被選挙権 満25歳以上 満30歳以上
選挙区 小選挙区
300人
比例代表
175人
小選挙区
146人
比例代表
96人
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