わり算をすすめていくと、割り切れない計算問題が出てきます。
そして、同じ数の繰り返し(循環小数)になってしまうことがありますね。
例えば、
17 ÷ 3 = 5.666666…
こういう場合は、概数(がいすう)で表すことができます。
問題で、
「商は四捨五入して上から2けたの概数で求めましょう。」
のように出題されることがあります。
では、2桁の概数の2桁目はどこのことを言っているのでしょうか?
小学5年生で学ぶ概数を簡単にまとめました。
上から2けたの概数で表す
上から2桁の概数の場合、3桁目を四捨五入します。
上から2けたとは、このように考えます。
12.34 ………..→ 1と2が 上から2桁 3を四捨五入 12
1.234 ………..→ 1と2が 上から2桁 3を四捨五入 1.2
0.1234 ……..→ 1と2が 上から2桁 3を四捨五入 0.12
0.0123 ……..→ 1と2が 上から2桁 3を四捨五入 0.012
0.00123…… → 1と2が 上から2桁 3を四捨五入 0.0012
概数の場合、0を含まない整数を、上から数えます。
概数とは?
おおよその数、大体の数のことを言います。
上から2桁の概数の場合は、上から3桁目を四捨五入します。
1256 → 1300
上から3桁の概数の場合は、上から4桁目を四捨五入します。
1778 → 1780
まとめ
上から2桁までの概数は、3つ目の数を四捨五入
上から3桁までの概数は、4つ目の数を四捨五入
小数点が付く場合で、上から二桁の概数を四捨五入する場合、
整数は普通どおり3つ目の数を四捨五入
0.55555 のような場合は0を含まない整数を数えて3つ目の数字を四捨五入
例:
0.0256 ⇒ 0.026
0.0078456 ⇒ 0.078
となります。
コメント