一網打尽(いちもうだじん)
一味の者を一度に全部捕らえること。
一目置く(いちもくおく)
自分より相手が優れていることを認め、一歩を譲る。
一文惜しみの百知らず(いちもんおしみのひゃくしらず)
わずかな出費を惜しみ、結果的に大損することのたとえ。
一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
わずかな前触れから将来の大きな動きを予知できることのたとえ。
一陽来復(いちようらいふく)
冬が終わり春が来ること。新年が来ること。また、悪いことが続いた後で幸運に向かうこと。
一粒万倍(いちりゅうまんばい)
一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味である。一粒万倍日は何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされる。
一蓮托生(いちれんたくしょう)
結果はどうあろうと、最後まで行動や運命をともにすること。多く悪いことをともにすることにいう。
一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)
物事の一部を聞いただけで全部を理解できる。賢明で察しのいいことのたとえ。
一攫千金(いっかくせんきん)
一度に、しかもたやすく大きな利益を得ること。
一騎当千(いっきとうせん)
群を抜いた勇者のたとえ。また、人並みはずれた能力や経験などのたとえ。
一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)
こまかな一つ一つの動作や行動。
ちょっとした努力。わずかな骨折り。
一子相伝(いっしそうでん)
学問や技芸などの秘伝や奥義を、自分の子供の一人だけに伝えて、他には秘密にして漏らさないこと。
一瀉千里(いっしゃせんり)
物事が一気に進むこと。
文章や弁舌が明快でよどみのないこと。
一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
一人の将軍の輝かしい功名の陰には、戦場に命を捨てた多くの兵士がある。成功者・指導者ばかりが功名を得るのを嘆く言葉。
一所懸命(いっしょけんめい)
命がけで物事をすること。
一寸先は闇(いっすんさきはやみ)
ほんの少し先のことも全く予知できないことのたとえ。
一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)
わずかな時間でもむだに過ごしてはいけない。
一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしもごぶのたましい)
小さな者・弱い者でも,それ相応の意地や感情はもっているから決してばかにしてはならない。
一石二鳥(いっせきにちょう)
一つのことをして、二つの利益を得るたとえ。
一銭を笑う者は一銭に泣く(いっせんをわらうものはいっせんになく)
わずかな金額だといって軽視する者は、そのわずかな金額に困ることになる。
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