一知半解(いっちはんかい)
少ししか分かっておらず、十分に理解していないこと。
一朝一夕(いっちょういっせき)
きわめてわずかな期間、非常に短い時間のたとえ。
一擲千金(いってきせんきん)
一時に惜しげもなく大金を使うこと。大事を思い切りよく実行すること。
一刀両断(いっとうりょうだん)
物事を思い切って処理するたとえ。また、物事をためらわずにきっぱり決断するたとえ。
一敗地に塗れる(いっぱいちにまみれる)
二度と立ち上がれないほど大敗してしまう。
一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
群集はたやすく暗示にかかりやすく、一人が騒ぐとそれにつられて騒ぎ出す。
起きて半畳寝て一畳(おきてはんじょうねていちじょう)
人間が必要な広さは、起きている時が半畳で、寝ても一畳あれば足りる。贅沢(ぜいたく)は慎むべきであるという教え。
親子は一世、夫婦は二世、主従は三世(おやこはいっせ、ふうふはにせ、しゅじゅうはさんぜ)
親子の関係は現世だけのものである。夫婦の関係は、前世と現世または現世と来世の二世に渡る。主従の関係は、前世、現世、来世にまたがるほど深いということ。
鎧袖一触(がいしゅういっしょく)
相手をたやすく打ち負かしてしまうたとえ。
危機一髪(ききいっぱつ)
ひとつ間違えば、非常な危険に陥ろうとする瀬戸際。
驥は一日にして千里なるも、駑馬も十駕すれば之に及ぶ(きはいちにちにしてせんりなるも、どばもじゅうがすればこれにおよぶ)
凡人でも努力し続ければ、すぐれた人物に追いつくことができるということ。
九牛の一毛(きゅうぎゅうのいちもう)
多数の中のごく一部分。取るに足りないこと。
九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)
高い山を築くのに、最後の簣(もつこ)1杯の土が足りないために完成しない。長い間の努力も最後の少しの過失からだめになってしまうことのたとえ。
軌を一にする(きをいつにする)
車の通った跡を同じくするように、立場や方向を同じくする。
鶏群の一鶴(けいぐんのいっかく)
凡人の中に、すぐれた人物が一人まじっていることのたとえ。
乾坤一擲(けんこんいってき)
運を天にまかせて、のるかそるかの大勝負をすること。
紅一点(こういってん)
多くのものの中で、ただ一つ異彩を放つもの。
虚仮の一心(こけのいっしん)
愚かな者がただその事だけに心を傾けてやりとげようとすること。
地獄の一丁目(じごくのいっちょうめ)
きわめて恐ろしい所のたとえ。また、破滅や困難に陥りかける始まり。
精神一到何事か成らざらん(せいしんいっとうなにごとかならざらん)
精神を集中して事に当たれば、どんなむずかしいことでも成し遂げられないことはない。
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