俳句は「五・七・五」の十七音で形成された定型詩です。
俳句では季節を表すことばである『季語』を必ず使うことが約束になっています。
季語は「春夏秋冬」と「新年」に分けられていますが、昔の暦で分類されているため、いまの季節感とは約1~2ヶ月ほど ずれるところがありますので注意が必要です。
ここでは、中学受験のために知っておきたい季語を集めて一覧にまとめました。
季語はたくさんありますので、ここでは覚えておいたほうがいい季語に厳選しています。
現代の季節感と昔の季節感が違うことに注意しながら覚えましょう。
旧暦と新暦の四季
暦の上での春夏秋冬はそれぞれ立春、立夏、立秋、立冬から始まります。
新暦ではだいたい2月、5月、8月、11月になります。
旧暦の春 →1月、2月、3月
旧暦の夏 →4月、5月、6月
旧暦の秋 →7月、8月、9月
旧暦の冬 →10月、11月、12月
新暦の春 →3月、4月、5月
新暦の夏 →6月、7月、8月
新暦の秋 →9月、10月、11月
新暦の冬 →12月、1月、2月
季語一覧表
春の季語 一覧
うぐいす | 椿(つばき) |
すみれ草 | 残雪 |
たんぽぽ | 田打ち |
つばめ | 畑打ち |
ひな祭り | 花見 |
余寒(よかん) | 若あゆ |
八十八夜 | 若鮎(わかあゆ) |
卒業 | 茶つみ |
土筆(つくし) | 菜の花 |
彼岸 | 藤の花 |
春の海 | 蛙(かわず・かえる) |
春一番 | 遠足 |
春雨(はるさめ) | 雀の子 |
桜 | 雪残る |
桜草 | 雪解け |
桜貝 | 雲雀(ひばり) |
夏の季語 一覧
あやめ | 梅雨(つゆ) |
こいのぼり | 氷水 |
ころもがえ | 涼しい |
せみ | 牡丹(ぼたん) |
はえ | 田植え |
ほととぎす | 甲虫(かぶとむし) |
プール | 端午(たんご)の節句 |
万緑(ばんりょく) | 紫陽花(あじさい) |
五月雨(さみだれ) | 花火 |
五月(さつき)晴れ | 若葉 |
六月 | 菖蒲(しょうぶ) |
初鰹(はつがつお) | 行水(ぎょうずい) |
夏 | 金魚 |
夕焼け | 雷 |
夕立 | 青がえる |
夕立ち | 青葉 |
大ほたる | 風鈴(ふうりん) |
新緑 | 鮎(あゆ) |
早苗(さなえ) | 黄金虫(こがねむし) |
梅雨明け | 浴衣(ゆかた) |
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