羽柴秀吉の台頭(たいとう)
羽柴秀吉(はしば ひでよし)= 豊臣秀吉(とよとみ ひでよし) 後に名前が変わります。
羽柴秀吉は、山崎の戦い(やまざき の たたかい) で明智光秀を倒します。
その後、織田信長の家来だった柴田勝家と戦い、賤ヶ岳の戦い(しずがたけのたたかい)で柴田軍を倒します。
秀吉の地位は高まっていき、信長の領地を受け継いでいきます。
1583年
秀吉は大阪にあった石山本願寺(いしやまほんがんじ)の跡地(あとち)に大阪城(おおさかじょう)を築く。
1685年
朝廷から 関白(かんぱく) の称号と豊臣(とよとみ)の姓(せい)を与えられ豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)と名乗ります。
天下統一
豊臣秀吉が全国の大名を従わせ日本を統一した。
秀吉の行った政策には以下の様なものがあります。
太閤検地(たいこうけんち)
農民から年貢を取るための土地の調査(検地)のこと。
刀狩(かたながり)
1588年
農民から刀や鉄砲などの武器を没収する命令。
一揆(いっき)を防ぐため。
兵農分離
農民と武士との身分のちがいを分けて区別した。
キリスト教の禁止
宣教師(せんきょうし)を日本の外へ追放するバテレン追放令(バテレンついほうれい) を出し、キリスト教を禁止した。
朝鮮出兵(ちょうせん しゅっぺい)
国内を統一した秀吉は、つぎに、外国を征服(せいふく)しようとしました。
朝鮮との戦争になり、2度にわたって朝鮮に兵をおくって戦争をしましたが1598年に秀吉が病死し、朝鮮出兵は終わります。
織田信長と豊臣秀吉の頃の時代を安土桃山時代といいます。
織田信長が安土城を建てた頃から徳川家康が征夷大将軍になり江戸幕府を開くまでの間です。
安土桃山時代の城
安土城
場所:滋賀県
織田信長が建てた。
大阪城
場所:大阪府
豊臣秀吉が建てた。雄大な天守閣が特徴。
姫路城
場所:兵庫県
豊臣秀吉秀吉が城主を務めた。雄大な天守閣が特徴。世界文化遺産に登録。
安土・桃山文化(あづちももやま ぶんか)
特徴:大名や大商人の気風を反映した豪華で壮大な文化
特徴:仏教の影響が薄れ、多彩な文化が広まる
茶道(さどう)
信長と秀吉両方につかえた千利休(せんの りきゅう)により、茶道(さどう) 確立しました。 織田信長のころから、めずらしい茶器(ちゃき)が好まれるようになった。
室町時代の『茶の湯』から『茶道』に進化。
千利休(せんの りきゅう)
安土桃山時代に茶道を完成させた人。
障壁画
ふすまや屏風に描かれたふすま絵・屏風絵(びょうぶえ)のこと。
狩野永徳(かのう えいとく)や 狩野山楽(かのう さんらく) などの画家が活躍した。
『唐獅子図屏風』(からじし ずびょうぶ)
狩野永徳(かのう えいとく)が書いた屏風絵。
浄瑠璃(じょうるり)
三味線の音色に合わせて、物語をかたる劇。
歌舞伎(かぶき)
出雲阿国(いづものおくに)という女性が始めた『歌舞伎踊り』が人気になる。
以上、『戦国時代と安土桃山時代の特徴と要点まとめ – 中学受験・中学社会』を紹介しました。
この時代は、たくさんの人に人気のある時代で小説、ドラマ、映画などで何度も取り上げられています。
「織田信長」「鉄砲伝来」「桶狭間の戦い」などなど聞いたことのある重要なワードがたくさん出てきますので、しっかり整理して覚えるようにしましょう。
また、戦国の騒乱の中でも千利休の茶道や歌舞伎、浄瑠璃などの文化も発達しました。
世界文化遺産に登録された姫路城ができたのもこの時代です。
[日本史リンク]
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