- 洽覧深識
【こうらんしんしき】
見聞が広く知識が深く豊富であること - 毫釐千里
【ごうりせんり】
初めを慎むべきことを言う - 黄粱一炊
【こうりょういっすい】
一生が夢幻のようにはかないことのたとえ - 膏粱子弟
【こうりょうしてい】
富裕な家に生まれたもののたとえ - 蛟竜毒蛇
【こうりょうどくだ】
不気味で恐ろしいもののたとえ - 亢竜有悔
【こうりょうゆうかい】
きわめて高い地位にあるもの、栄達を極めたものは、失敗する恐れがあることを戒める言葉 - 羹藜含糗
【こうれいがんきゅう】
粗末な食べ物のたとえ - 高楼大廈
【こうろうたいか】
大きな建物のこと - 五薀皆空
【ごうんかいくう】
仏教で、人間界の現象・存在は一切空であるということ - 孤影悄然
【こえいしょうぜん】
ひとりぼっちでしょんぼりとしているさま - 胡漢陵轢
【こかんりょうれき】
異民族と漢民族がたがいにおかし争うこと - 狐疑逡巡
【こぎしゅんじゅん】
事にのぞんで決心がつかず、ぐずぐずしていること - 狐裘羔袖
【こきゅうこうしゅう】
全体として立派だがよく見れば多少の難があるというたとえ - 呉牛喘月
【ごぎゅうぜんげつ】
誤解して必要以上におびえるたとえ - 狐裘蒙戎
【こきゅうもうじゅう】
富貴の人の行いが治まらず国家が乱れることのたとえ - 五行相剋
【ごぎょうそうこく】
木火土金水の五つが互いに力を減じあうこと - 枯魚銜索
【こぎょかんさく】
親には孝養を尽くすべきであるという教え - 哭岐泣練
【こくききゅうれん】
人は習慣や心がけ次第で、善人にも悪人にもなるということ - 轂撃肩摩
【こくげきけんま】
人や車の往来が多く、混雑していること。都会の雑踏。 - 告朔餼羊
【こくさくきよう】
実を失って、形式だけが残っているたとえ - 黒貂之裘
【こくちょうのきゅう】
非常に高価なもののたとえ - 黒白混淆
【こくびゃくこんこう】
よいことと悪いことの区別をわきまえないこと - 国歩艱難
【こくほかんなん】
国政が振るわず、国家の運命が危ういこと - 極楽蜻蛉
【ごくらくとんぼ】
ことの重大性をまったく考えない気楽なのんきもののこと - 虎視眈眈
【こしたんたん】
隙があればつけこもうと、じっと機会を狙うこと - 虎嘯風生
【こしょうふうしょう】
すぐれた人が時を得て奮起するたとえ - 五濁悪世
【ごじょくあくせ】
末世のこと - 古人糟魄
【こじんそうはく】
言葉や文章では聖人・賢人の本質を伝えるのは不可能だということ - 鼓舌揺脣
【こぜつようしん】
盛んにしゃべりたてること - 五臓六腑
【ごぞうろっぷ】
体の中のすべて - 滑稽洒脱
【こっけいしゃだつ】
知力に富み弁舌さわやかな口調で会話を操り、俗気がなくさっぱりとしていること - 虎擲竜挐
【こてきりょうだ】
英雄が戦うたとえ - 涸轍鮒魚
【こてつのふぎょ】
危機や困難が目の前に差し迫っていること。窮地に立たされた人のたとえ。 - 寤寐思服
【ごびしふく】
寝てもさめても忘れないこと - 虚融澹泊
【こゆうたんぱく】
悟りの境地に至ること - 孤陋寡聞
【ころうかぶん】
学問が偏っていて狭く、見聞が少ないこと - 渾金璞玉
【こんきんはくぎょく】
人の素質のすぐれていて飾り気のないたとえ - 渾渾沌沌
【こんこんとんとん】
入り乱れて明らかでないさま - 渾然一体
【こんぜんいったい】
別々のものが溶け合って区別がつかないさま - 昏定晨省
【こんていしんせい】
親に孝行を尽くすこと - 蒟蒻問答
【こんにゃくもんどう】
的外れで頓珍漢な問答や返事 - 魂飛魄散
【こんひはくさん】
大いに驚き恐れること - 渾崙呑棗
【こんろんどんそう】
人の教えをただ鵜呑みにするだけでは、その真理を会得することは出来ないということ - 斎戒沐浴
【さいかいもくよく】
神仏にお祈りする前に、飲食や行動を慎み身を洗い清めること - 才気煥発
【さいきかんぱつ】
機転が利き、才能があふれていること - 灑灑落落
【さいさいらくらく】
性格や言動がさっぱりしていて、物事にこだわらないさま - 在邇求遠
【ざいじきゅうえん】
人としての正しい道は自分自身の中に求めるべきなのに、とかく人は遠いところにそれを求めようとするということ - 妻子眷族
【さいしけんぞく】
妻と子、家族と血縁関係にある親族のこと - 犀舟頸檝
【さいしゅうけいしゅう】
堅牢な船と強いかい - 載籍浩瀚
【さいせきこうかん】
書物が多いことのたとえ
- 采椽不斲
【さいてんふたく】
質素な建物のこと - 彩鳳随鴉
【さいほうずいあ】
自分より劣る人に嫁がされること。その不満。 - 菜圃麦隴
【さいほばくろう】
水をたたえずに、野菜や穀類を栽培する農耕地、すなわち畑のこと - 豺狼当路
【さいろうとうろ】
暴虐で非道な人が枢要な地位にあることのたとえ - 鑿歯尺牘
【さくしせきとく】
晋の習鑿歯は手紙で議論するのにすぐれていた - 鑿窓啓牖
【さくそうけいゆう】
さまざまな考え方に学んで、見識を深めること - 鑿壁偸光
【さくへきとうこう】
苦学することのたとえ - 瑣砕細膩
【ささいさいじ】
情のこまやかなこと - 蹉跎歳月
【さたさいげつ】
ただ時間を無駄にして、むなしく過ごすこと - 三槐九棘
【さんかいきゅうきょく】
三公九卿 - 三跪九叩
【さんききゅうこう】
清朝の敬礼法 - 三釁三浴
【さんきんさんよく】
相手を大切に思う心を表す語 - 三薫三沐
【さんくんさんもく】
相手を大切に思う心を表す語 - 残膏賸馥
【ざんこうしょうふく】
すぐれた人物や詩文の形容 - 山肴野蔌
【さんこうやそく】
山野の肉や野菜 - 斬衰斉衰
【ざんさいしさい】
喪服の種類 - 三豕渉河
【さんししょうか】
文字の誤り - 三世一爨
【さんせいいっさん】
三代の家族がひとつの家に同居すること - 惨憺経営
【さんたんけいえい】
心を砕き悩ましてあれこれ考え計画すること - 斬釘截鉄
【ざんていせってつ】
くぎや鉄を断ち切る。毅然として決断力があるたとえ。 - 讒諂面諛
【ざんてんめんゆ】
人の悪口を言ってこびへつらうこと。 - 残杯冷炙
【ざんぱいれいしゃ】
恥辱を受けるたとえ - 讒謗罵詈
【ざんぼうばり】
ありとあらゆる悪口をいうこと - 三面六臂
【さんめんろっぴ】
一人で数人分の働きをしたり多方面で活躍したりすること - 尸位素餐
【しいそさん】
ある地位にいて職責を果たさずに無駄に禄をもらっていること - 侈衣美食
【しいびしょく】
ぜいたくなたとえ - 慈烏反哺
【じうはんぽ】
親に恩を返すこと - 駟介旁旁
【しかいほうほう】
鎧を装備した四頭立ての馬の引く戦車が戦場を駆け巡る - 止渇飲鴆
【しかついんちん】
目先だけのことを考え後の結果に考慮しないこと - 四衢八街
【しくはちがい】
大通りが四方八方に通じている大きな街のこと - 舳艫千里
【じくろせんり】
多数の船がはるかかなたまで連なること - 舐糠及米
【しこうきゅうまい】
被害がだんだん拡大すること - 豕交獣畜
【しこうじゅうちく】
人をけだもの同様に扱うこと - 師曠之聡
【しこうのそう】
耳が鋭敏なことのたとえ - 自己韜晦
【じことうかい】
自分の才能・地位・本心などを隠して表に出さないこと - 舐痔得車
【しじとくしゃ】
卑しいことをしてまで、大きな利益を手に入れること - 獅子搏兔
【ししはくと】
やさしいと思われることでも、全力をあげて努めるべきだということ - 詩人蛻骨
【しじんぜいこつ】
銘茶をたたえる語 - 死生契闊
【しせいけいかつ】
生死をともにすることを約束し、ともに苦しみ努力すること - 紫髥緑眼
【しぜんりょくがん】
西洋人 - 七嘴八舌
【しちしはちぜつ】
意見の多いこと - 七縦七擒
【しちしょうしちきん】
敵を捕らえたり逃がしたりして味方にすること - 史籒大篆
【しちゅうだいてん】
史籒が大篆という書体を作った - 日月逾邁
【じつげつゆまい】
月日がどんどん過ぎていくこと - 疾言遽色
【しつげんきょしょく】
落ち着きがない - 失魂落魄
【しっこんらくはく】
ひどくおどろき、あわてふためく - 実践躬行
【じっせんきゅうこう】
自分自身の力で実際に進んで行動してみること - 叱咤激励
【しったげきれい】
大声で励まし、奮い立たせること - 疾風勁草
【しっぷうけいそう】
苦境に立ったとき、初めてその人物の真価がわかるというたとえ - 櫛風沐雨
【しっぷうもくう】
非常に苦労することのたとえ
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