詩の種類と表現技法をわかりやすくまとめた一覧を紹介します。
苦手な人もいるかも知れませんが、覚えることは多くないので、それほど難しくはありません。
表現技法は、詩や短歌・俳句の単元で習うことが多いのですが、これらの技法は詩・短歌・俳句に限りませんのでしっかり覚えておくようにしましょう。
ここでは、詩の種類や各表現技法の内容を覚えやすいように、できるだけ短い説明にしてあります。
それでは見ていきましょう。
詩の種類一覧
1 | 口語詩 | 現代の言葉で書かれた詩。 |
2 | 文語詩 | 昔の言葉で書かれた詩。 |
3 | 定型詩 | 字数(音数)や句の数、配列などに一定の決まりがある詩。 五・七・五の俳句や五・七・五・七・七の短歌などは定型詩。 |
4 | 自由詩 | 字数(音数)などに決まりがない自由な詩。 |
5 | 韻文詩 | 短いフレーズで、韻を踏む形式の詩。 |
6 | 散文詩 | 普通の文章のように文を書く詩。 |
7 | 叙情詩 | 思いや感情の表現をした詩 |
8 | 叙景詩 | 自然の風景を表現した詩 |
9 | 叙事詩 | 歴史上の出来事や伝説、人物などを表現した詩。 |
詩の種類の分類
- 言葉による分類:口語詩・文語詩
- 形式による分類:自由詩・定型詩・散文詩
- 内容による分類:叙情詩・叙景詩・叙事詩
詩の表現技法一覧
1. 比喩(ひゆ)
直喩(ちょくゆ)
「~のように」「~ようだ」「~みたいだ」「~ごとく」などを使い、たとえであることを明示した比喩
隠喩(いんゆ)
「~のように」などの、たとえをを使わない比喩
2. 体言止め
文の終わりを体言(=名詞)で止める。
3. 擬人法(ぎじんほう)
人間でないものの様子を人間の動作のように表現する
4. 対句(ついく)
対照的な二つの言葉を並べる
5. 倒置法(とうちほう)
言葉の順序を逆にする
6. 反復法
同じ語をくり返す
7. 呼びかけ
人などに呼びかけるような言葉や表現
8. 省略
言葉を省く
9. 押韻(おういん)
文の初め(頭韻)や文の終わり(脚韻)に同じ音(おん)を並べる
《NEXT:詩の種類と表現技法の要点まとめ》
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